
たくさんあるセルフケアの中で、タッチケアが大切な理由があります。
それは過去や未来のことで頭がいっぱいになりがちな現代生活の中で「今ここ・わたし」にもどるために「触覚刺激」が有効だからです。
自分にふれることで今の状態に気づき、はじめてセルフケアをしようという意識が芽生えます。
今のわたしにアンテナをむける
自分で自分にふれるということは、いつも外を向いているアンテナを内側にむける、というイメージです。
「こんなに冷えている」
「こんなところに青あざができていた」
「わたし、思っているより疲れているかも」たくさんの気づきがうまれます。
その中で、心・氣・体それぞれの不調を感じることができますが、ここでは「体」のケアについて書いてみますね。
セルフケアの基本は自分を知るところから!
まずは体温を感じてみよう~てのひら検温
朝目覚めたら、おふとんの中や、朝一番のトイレの時に「てのひら検温」を習慣にしてみませんか?

基本の体温はわきの下の温度です。その温度より低く感じれば「冷えている」ということになります。
夏場は汗をかいていて、表面が冷たく感じるかもしれませんが、なれてくると内部が冷えているかどうか、わかるようになります。
やってみると、季節に関係なく冷たいことがおおくて驚く人も多いでしょう。
体温を全身に運ぶのは血液です。ふれてみて、冷たいということは何を意味しているのでしょうか?
ふれて冷たいところは老化のはじまり!?
- 冷えている部位=血行不良
- 血行不良=栄養が行き届かない・代謝が悪い
- 代謝が悪い=老化・機能低下
細胞の老化、機能低下だけでなく、体温が一度下がると免疫力が30%低下するといわれています。
冷えは万病のもと、というのは事実なのです。
体温が一度下がると、免疫力は三〇%も低くなります。免疫力が低下すると、バイ菌やウィルスから体を守れなくなったり、免疫の誤作動によって自分自身の免疫が自分の体組織を破壊して病気を引き起こしたりします。
出典:斎藤真嗣「体温を上げると健康になる」,サンマーク出版,P7
血行不良の主な原因は何か?
- 運動不足、筋力不足
- 冷える生活習慣
- ストレスによる自律神経のアンバランス
意識しなければ、現代生活はこの3つの要素を自然と満たしてしまいます。つまり、誰もが冷える可能性が高くなっているのです。
ふれないトコロから老いていく!だから毎日タッチケア
セルフケアの第一歩は「自分を知る」ということ。
ふれることで、自分の冷えや状態に気づくことの大切さはご理解いただけたと思います。
でも、タッチケアの素晴らしさはそれだけではありません。
- 幸せホルモン・オキシトシンがストレスホルモン・コルチゾールの増加を防ぎ、脳ストレスを和らげる
- ストレスが和らぐことで自律神経の正常な働きをサポート
- 栄養を運ぶ毛細血管の減少を予防
- 自分にふれることで愛着が増し、自分を大切にする意識が高まる
体のすみずみまで意識してふれるタッチケアを暮らしにとりいれるだけで、こんなに素晴らしい効果を期待することができるのです。
まとめ
セルフケアの基本は自分を知ること!
その一番の方法として、ふれることで自分の心や体の状態に気づくことが大切です。
体のケアの基本として、てのひら検温から始めてみましょう!
冷えを感じたら、その部位に意識を集中しながら優しくなでさすってみましょう!
心地よさを感じることができれば、幸せホルモン効果を得られることでしょう。
より効果的な幸せホルモンを増やすタッチングについては「花まるタッチ®セルフケア講座」でお伝えしています。
あなたの場合、どんなお手当が良いかがわかる少人数レッスンです。
EHAJでは「食う・寝る・歩く+エナジーハンドのタッチケア」を合言葉に、タッチケアを通して、健康で豊かな人生を楽しむライフスタイルを提案しています。
ストレスと上手につきあって、何歳になっても自分らしく豊かな人生を楽しみましょう!
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