こどもとタッチケア

★おもいやり★心の安定★脳の発達★

脳が爆発的な成長をとげるこの時期に触覚を育むことは、豊かな感性を育み、こどもの一生の財産となります。なぜなら、すべての感覚の土台となるものが「触覚」だからです。

自分で実際にふれて、感じて、感じたことを表現する。そうやって、ひとつずつ世界を知っていくことで、自分の感覚に自信をもち、「私は私」のグラウンディングマインドをつくることができます

この時期のタッチケアは、手遊び、スキンシップ遊び、体あそびを交えながらのコミュニケーションタッチが有効です。

さぁ外に出て、自然にふれる経験を増やそう!

お子さんと楽しむ時の注意~タッチケアが逆効果になるかも!?これだけは守ってね

親がこどもにできる一番のギフトは、その子が一人で考え、行動し、自立できるように育てることですね。

タッチケアでは、そのために大切なお約束がいくつかあります。

そのうちの一つは、家族であっても毎回了解を得る事です。

こどもの意志を尊重する

自分の大切な体にふれていいかどうかは、自分が決める。ふれられたくない時は断ることができる。それがたとえ家族でも、友人でも、パートナーでも、イヤなときはイヤだと言える。

NOといったら嫌われる、という見捨てられ不安は、このような小さいところから根付いていくものです。

大切な我が子が、ひろい社会に出た時に、アサーティブなコミュニケーションがとれる人になるために、タッチケアを通して伝えていきましょう。

どんな時も花まるな安全基地であるために

こどもは、様々なことにチャレンジしながら成長します。

もちろん、うまくいかないこともたくさんあります。それでも次のチャレンジに積極的に挑めるのは、どんなことがあっても、自分にはすべてをうけとめてくれる安全基地がある、と思えるからです。

何かに失敗して、みじめな状態で帰宅したととしても、何もかわらずに温かいご飯と温かいお布団と笑顔がそこにある。

自分が落ち込んでも、不機嫌になっても、次の日もかわらない日常が続いていく。

どんな自分であっても、そこにいて良いと感じられる居場所がある。だからチャレンジを楽しめる。

すべての子どもに、そんな安全基地があることを心から願っていますが、現実には、「〇〇じゃなければ、うちの子じゃない」というような条件付きの冷たい愛情に苦しむ子どもたちもすくなくありません。

タッチケアに条件をつけない

「成績優秀じゃないと」「スポーツができないと」「お友達がたくさんいないと」「いつもニコニコしていないと」など…。

それが冗談なのか、本気なのか、子どもたちは大人の本心を見抜きます。

以前、お孫さんの非行に悩む70代の女性がこんなふうに言っていたのを思い出します。

「こんな孫なら、いなければよかったのに…。」

もちろんお孫さん本人には言っていないと思いますが、その想いは伝わっていることでしょう。

おそらく小さい頃から、条件付きの愛情~いい子ならいいけど、いうことを聞かないならお前には価値がない~という接し方をされてきたのではないでしょうか。

無条件の愛と条件付きの愛。

どちらか片方が100%ということはあり得ない。だから複雑だし、こじれて長引くものです。

非行は、ようやく反抗できるようになったお孫さんの自己表現のようにも思えました。

実は、お子さんへのタッチケアで最も注意すべきなのは、この部分です。

テクニック等ではありません。

「○○だったら、してあげるね」が、一番危険です

どんな時も”花まる”だね

自分と身近な人のための花まるタッチ®ケアギバー講座